初学者のトルコ語学習ノート

「しっかり学ぶトルコ語」(ベレ出版)を使った、トルコ語学習のブログです。

第1部・第3課「名詞の格」(p78)

処格(p78-80) ※p79-80は次回へ
p78-1
Taro: 太郎は。Kobe'de: Kobe +(') +de(loc.) 神戸で。çalışıyor: [çalışmak] 働く / çalış +iyor(進行相 3sg.) 働いている。
p78-2
Çocuklar: çocuk +ler(pl.) 子供たちは。behçede: behçe +de(loc.) 庭で。oynuyorlar: [oynamak] 遊ぶ / oyn(a) +iyor(進行相 母音脱落) +ler(3pl.) (彼らは)遊んでいる。
p78-3
Ben: 私は。Himeji'de: Himeji +(') +de(loc.) 姫路で。doğdum: [doğmak] 生まれる / doğ +di(過去) +m(1sg.) (私は)生まれた。
p78-4
Taro: 太郎は。Ayşe'yle: Ayşe +(') +y(連音) +le(com.)アイシェと。Tokyo'da: Tokyo +(') +de(loc.) 東京で。buluştu: [bulmak] 見つける / bul +iş(相互態 p160) +di(過去 3sg.) 会った(見つけ合った)。
p78-5
Biz: 私たちは。Şin-Osaka'da: Şin-Osaka +(') +de(loc.) 新大阪で。tren: 電車を(acc.)。değiştirdik: [değişmek] 変わる / değiş +tir(使役態 p161) +di(過去) +k(1pl.): (私たちは)変えた。cf. değmek: 触れる、届く。değdirmek: (+acc.)を(+dat.)に触れさせる。
p78-6
Toplantı: 会議は。saat sekizde: saat(時) sekiz(8) +de(loc.) 8時に。başladı: [başlamak] 始まる / başla +di(過去 3sg.) 始まった。
p78-7
Aybaşında: ay(月)+baş(始め)+i(gen.3sg.=baş/p93)+n(連音)+de(loc.) 月の初めに。Tokyo'ya: Tokyo +(') +y(連音) +e(dat.) 東京に。gideceğim: [gitmek] (+dat.)に行く / git(d) +ecek(ğ)(予定相 p140 t+母音→d:子音同化) +im(1sg. k+母音→ğ:子音同化) (私は)行く予定だ。
p78-8
Hafta sonunda: hafta(週) son(終わり) +i(gen.3sg. p93) +n(連音) +de(loc.) 週末に。piknik: ピクニックを(acc.)。 yapalım: [yapmak] する、作る / yap +e(意向性 p155) +lim(1pl.) しましょう。
p78-9
Kaçta: kaç(いくつ、いくら) +de(loc. 子音同化) 何時に。buluşalım: [bulmak] 見つける / bul +iş(相互態) +e(意向性 p155) +lim(1pl.) 会いましょう(か?)
*kaçta = saat kaçta
p78-10
Ben: 私は。dün: 昨日。otobüste: otobüs +de(loc. 子音同化) バスで。uyuyakaldım: [uyumak] 寝る / uyu +y(連音) +ekal* +di(過去) +m(1sg.) (私は)眠ってしまった。
*-ekalについては下記。
p78-11
O: 彼(女)は。yatakta: yatak +de(loc.) ベッドで。kitap: 本を(acc.)。okuyor: [okumak] 読む / ok(u) +iyor(進行相 3sg. 母音脱落) 読んでいる。

※接辞-ekal(-akal)について
「文法・会話」p152に、「複合動詞」の一つとして-akalmak(2番目の母音aは母音調和しない)が挙げられています。以下引用。

-akalmak
kalmakは「残る」の意味である。他の動詞と-akalmakの形で複合し、その動詞の意味の状態に残ることを表わす。
Hokkabaz numera yaparken bak-akal-miş-ım.
手品師が 手品を する時 呆然として見ていたらしい。
Çok korktu, âdeta don-akal-dı.
大変 こわかった、まるで 凍えてしまっていた。

bakmakは「(dat.)を見る」、donmakは「凍る、凍える」です。この「動詞の意味の状態に残る」というのがよく分からないのですが、それぞれの「呆然として見ていた」、「凍えてしまっていた」という訳から考えると、「その動詞の状態になってしまい、それが続く」くらいの意味になるでしょうか。そうすると、上記のuyuyakalmakも「眠ってしまっていた」になるかもしれません。
ちなみにRedhouseの辞典では、uyuyakalmakは”drop asleep”、bakakalmakは”to stand in astonishment or bewilderment”、donakalmakは”to be petrified with astonishment or fear”となっています。これらに共通する意味合いははっきりとは分かりませんが、これも強いて言うなら「動詞の状態になってしまい、それが続く」感じになるように思えます。このあたりは詳しい方にお聞きしたいところですね。